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2004.12.12

MSX 8bitパソコンをめぐる熱い想い

A1GT.jpg
MSX turboR Panasonic FS-A1GT
MSXシリーズ最後のマシンです。

引越し間近なので荷物を整理しなくちゃいけないのですが、と、いうかそれ以前にいらないものを整理しなくちゃいけなくて、コモドール64をひとにあげちゃったりしてたりするのですが、手元にこれがあります。MSXです。

MSXシリーズが何かという説明はwikipediaに任せるとして、このころの日本の、いや、世界のパーソナルコンピュータシーンは熱かったですね。MSXに関して言えばその後送り手側がどんどん冷めていくのに(すべてのメーカが市場から撤退したのに)受け手側がどんどんあつくなっちゃったりしたのですが、まあそれとは別に、80年代から90年年代初頭にかけてのパーソナルコンピュータというのは、今とは違う次元で熱かったし楽しかった。今はもうそんな情熱どこにもだれにも無いんじゃないかと思うくらい。

僕が生まれて初めて触ったコンピュータはコモドールのVIC-1001で、それ以降AppleIIだとかFM-11だとかFM-7だとかがうちの中にいろいろあったわけですが、子供に高価なコンピュータを自由に触らせるわけにはいかないとおもった父が僕専用にあたえてくれたのがMSXだったわけです。当時小学校低学年。CASIOのPV-7でした。

MSXは同時期に爆発的に流行した任天堂のファミコンとおなじようにソフト(ゲーム)がカートリッジで供給されましたが、カートリッジでゲームをするだけでなく、普通のパソコンとしてプログラミングやその他のことが楽しめたので僕は心の中でファミコンに熱中する同級生を尻目に「それはオモチャ、これはパソコン」と思ってガツガツ使いました。ファミコンなんて「どうせポートピアの犯人はヤス」だしね。

さてまあこの時代のコンピュータは専用モニタをつかうことなく家庭用TVにつないで使うことが出来る代わりに、そもそも出来ることが少なかったですね。漢字が出るということだけで高級だし高機能だった。今考えるとスゴい話ですが。それだけに、コンピュータで出来ることが増えていくと、それだけいろんな期待感もあり、スゲエ、スゲエよと、とても熱くなった思い出があります。
この辺の時代のことは、スタパ齋藤氏と船田戦闘機氏がとても魅力的な本を書いているのでそちらを読んでもらうと、同じようにこの時代をパソコンとすごした方々はノスタルジーに浸れます。そうでない方には1mmもわかんない内容かもしれませんが。

さて、話をMSXに戻すと、MSXはなんとなくその方向性と市場のニーズがずれてきちゃったシリーズでもあります。そのために僕自身もなんとなく気持ちがフェードアウトしてしまったりしたのですが、最終バージョンであるこのA1GTは僕と同じようにMSXの最後を見届けずに気持ちがフェードアウトしたりオトナになってしまった古いMSXユーザにはビックリドッキリなことがいっぱい詰まっています。

・ MSXなのに16ビットRISCのCPU積んでいて超速いし
・ ROMからGUIのOSが立ち上がるし

などなど。すげえ、すげえよ。
さらにこの後、受けて側の独自の進化はどんどん進み、SCSI機器を接続できるようになったり、IDEのHDDを接続できるようになったりしたようです。すげえ、熱いよ、みんな。

さて、そんなMSXですが、実物を手に入れるのは難しくなりましたが、アスキーから公式エミュレータが出ています。
またこの企画自体なかったことにするのではなく、未来も考えているようです。

MSX MAGAZINE 永久保存版
(公式エミュレータ MSXPlayer)

すごいですね。熱いなあ。

僕自身のことだけについて言えば、荷物を整理しているうちに思い出に浸る、片付かないパターンにはまっているような気がしないでもないですが。

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コメント

 MSXについて熱く語っておられるので
こちらもついコメントしたくなりました。
 そう言う私もGTは現役で、
さすがにWEBに繋いだりという事はしませんが
作曲してMSXで聞けるデータを公開しています。

 最近は1チップMSXを開発していて熱いですね。
USBやSDメモリに対応しているそうです。
http://www.ascii.co.jp/pb/ant/msx/
そのうちニンテンドーDSやPSPの様に通信機能が
標準化されたりするんでしょうかね。

投稿: 子無零 すこぴお | 2004.12.12 15:51

こんにちは。コメントありがとうございます。

MSXはやはり熱い方がいらっしゃいますね。
1チップMSXの話もすごいなあとおもいました。
通信機能はアドレッシングの問題もあるので、メモリ管理次第でしょう。UZIXみたいな事例もあるので不可能ではないでしょうね。http://uzix.sourceforge.net/
contikiみたいな例もありますし。
http://www.sics.se/~adam/contiki/
日本語がROMでどうにかなる部分は強みではありますしね。

投稿: akst | 2004.12.12 23:46

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