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2005.02.12

脱いだり着たりを考える

古着で米軍のデッドストックのステンカラーコート(ボアライナーつき)を買いました。膝丈のものでちょっと細めのスタイルのやつ。あたたかくなったらライナーをはずしてスプリングコートとしてもいいかなとおもったので。
レプリカはあちこちでみかけるのですが、(軍用は型紙を流用してあちこちのブランドがリメイクやレプリカをすることがけっこうあるから)なかなか見ないタイプ。ちょっと同じものをウェブでさがしてみたんだけど見つかりません。すみません。(しかも写真も撮ってないです。ごめんなさい)

今年に入って朝晩は郊外にいて自転車で移動して、そのあと電車で都内に通勤するような生活になってから、着るものを考えないといけなくなってしまいました。まえは基本的に自転車でしか移動しなかったわけだから、寒い寒いとN3B(かもしくはM65か適当にダウンジャケットを)を着込んでいればすんでいた訳ですが、電車に乗って移動するとなると多少勝手が違ってきます。
N3Bは満員電車では多少暑苦しいし、かさが大きいので椅子に座るにも満員電車で立つにしても多少うっとうしいのです。そりゃ、外は寒いんですが、電車の中は暖房があるし、なによりも寒いときには非常にありがたいファーつきのフードが電車の中では邪魔になって仕方ない。もって歩くにもかさが大きいから手がふさがるし、そういういみで、電車で移動するには多少不便だなあと感じてきました。N3Bそのものは防寒性に優れているし、軽いし便利なんですが、都市生活をすてて郊外の生活になったらなったで、電車という文明の利器のおかげで多少その能力をもてあましているということなんです。(あと、個人的にはダイエット前に買ったこのN3Bのサイズが多少おおきすぎるということもあるんですが)


スピワックのN3Bはファーがコヨーテ。フェイクファーじゃないからうれしい。

だからといって多少薄着で出かけると、朝晩は自転車に乗るのには耐えられない寒さであります。そもそも郊外は都内とくらべて2度から3度気温が低いのに、自転車に乗るのは朝晩なわけだから、日中の都内との気温さは10度以上になるわけです。たとえば革のジャケットを着ていくと(これは風を通さないから防寒性はあるけれど)薄くてフットワークは軽くなるけれど、さすがに夜に自転車に乗るのは寒すぎる。ダウンジャケットは防寒性はとても高いけれど電車の中では邪魔すぎる。そもそも10度の温度差を同じ服装でいるということそのものが無理があるんですね。

関係ないけれど、茶色の革ジャケットっていうのは土田君みたいになっちゃうようなアイテムですね。まあ、着かた、あわせ方ひとつの問題なんでしょうけれど。

そこで多少あきらめて、薄くても防寒性のあるものを着て、さらに重ね着をすることにしました。脱いだり着たりしやすくするといういみではなくて、薄いものを重ねて着るだけです。

最近はそういうことに気づいて米軍のアノラックパーカを頻繁に使います。

これは薄いけれど意外と風を通さない。まあ、軍用品なんだからあたりまえの性能ですが、これ単体だと袖口からは風が入ります。自転車の乗るのはこれだけだと今の季節はしんどい。その下にセーターを着込んでしまってはなんか違うだろうと思って、M65のライナーを着ています。僕のM65はベージュなのにあろうことか何を考えたかネイビーのライナーを買ったので、黒のアノラックの下にネイビーのライナーというのは意外と組み合わせとしてはアリなのです。M65と専用ライナーの組み合わせは以前に書いたように多少ライナーがだぶつくのですが、単体で着てしまえばだぶつきも気になりません。あたりまえのはなしではありますが。ALPHAのものは単体で着れるようなデザインになってるので、本体と切り離してほかのものと組みあわせるのもできるのです。(この場合M65に装着している状態と表裏逆に着ることになります。)


ただ、オフィスについてアノラックを脱いで、ライナーを脱ぐというのは手間が2回だから面倒ではあります。(アノラックは脱ぐのがめんどうだし)さらに、静電気がバチバチしやすくなるので、脱いだら手を洗うなどして逃がしてやりましょう(静電気は流水でにがすのが一番ラクですね)

あと、オフィスで多少寒いからとおもってナイナーだけ着ていると、着方によってはドテラみたいなのですが、ぼくはこのドテラみたいな感じが逆に割と好きだったりします。キルティングライナーってのは洋風ドテラだ。えへへ。


単体で着るとドテラみたい。M65ライナー

さて、冒頭に書いた膝丈のステンカラーコートですが、膝丈のコートをカジュアルに着るというのはなかなか気を使うとおもいます。正直いうと膝丈っていうのはすぐに野暮になりやすいスタイルなわけですが、いくつかのポイントをしっかり守ればそんなにたいしたことじゃないんじゃないかとおもいます。

・ うちにかえったらすそがしわにならないようにちゃんとハンガーにかける
・ あんまりすそをヒラヒラさせない
・ パンツの素材と色をちゃんと考える

やはり、すそが問題なんです。

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