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2005.02.22

外国人の名前に思う

アメリカ人のニックネームという記事を読んでいて、少し思ったこと。

キリスト教・ユダヤ教・イスラム教がそれぞれ生活に密着している欧米・中東の国の人の名前は大体みんなそれぞれの聖典に由来することが多くて、逆にそれ以外の名前はなかなか見ることができない。文字が表音文字だから、文字列を単語として、さらに名詞、固有名詞(人名)と発展させていくプロセスが面倒なので、名詞、とくに固有名詞を作るときは必ずといっていいほど由来が必要なのですね。北京語・日本語など表意文字だと文字の組み合わせそのものが意味を持つので、ある意味をもたせたい文字列を簡単に、かつ自由に創造ことができわけです。

北京だって日本だって聖典のようなものはないわけではないけれど、北京ではおおっぴらには宗教的なものは排除されることになっている政治システムだし(一応)、日本においては宗教が欧米や中東のような意味性を持っていないわけで、聖典に由来する名前をわざわざ付けるということはあんまりないわけです。日本人で「イザナミ」とか「親鸞」いう名前の現代人を見たことは僕はいまだかつてないわけですが、これは前述の言語システムの自由度のほかに宗教の意味性の違いがあるとおもうのです。(日本における宗教の意味性についてはここでは書きませんが)

まあ、クリスチャンの両親のおかげで聖書に由来する名前をつけられた日本人というのはいることはいるし、僕も知り合いにはいますけれど、それは欧米人の名前の付け方であるので、日本人の名前の付け方としては例外的なことでしょう。

そうした人名にたいするスタンスや自由度の違いから、欧米人の名前というのは実はバリエーションがあるようにみえて、実はそんなにいっぱい種類はありません。派生形はおおいけれど。

だから欧米人には同じ名前の人がいっぱいいます。某お昼の長寿番組の「イワンとジョン」ですが、前者がロシア人、後者がアメリカ人風の名前なだけで、名前としては同じ。イワンもジョンもフアンもジャンもヤンもハンスも同じ名前なわけで、さらに同じ国(言語)なら同じ名前がいっぱいあれるわけで、苗字で区別するにも苗字も同じような理由で種類がそれほどあるわけじゃないので(苗字のほうは聖典だけでなく地域的なものもあるので種類はもちろんおおい)ニックネームで区別したりするようになるわけですね。

さて、ようやくニックネームの話。RobertがBobになるのは、もう単純に子供が言いやすいように変化しただけですね、これきっと。fatherがdadになるのと同じ話ですね。RichardがDickになるのもおなじ。Richard->Rick->Dick。Rは日本人には発音しづらいけれど、欧米人の幼児だって発音しづらいんでしょう。

まあ英語のニックネームはでも元の名前が想像できないこともないけれど、スペイン語のニックネームはちょっと最初とまどいました。

-ito(男性)や -ita(女性)をつけることによって「~ちゃん」というニックネームにするのはすぐに理解できました。これはまあそのまま語尾につけるわけで日本語の「~ちゃん」とまったく同じ。発音が多少かわりますが、まあわかりやすい。Juan(フアン)がJuanito(フアニート)になるのは本当にわかりやすい。Carmen(カルメン)だけはCarmencita(カルメンシータ)になるのはよくわかんないんですが、まあ、それは理屈抜きでそういうもんだと。CarmencitaがCarmenのことなんか字を見ればわかることだし。
でも、PacoがFransiscoのことだといわれても、どーも(まだ)すぐには理解できない。まあ理屈じゃないんでしょうけれど。JoseなんてPepeですよ。「ホ」と「セ」でできている名前が「ペ」x2になるなんてなんてことだ。つづりにしたって"e"しか同じ文字ないじゃないか!とかね。もう少しスペイン語とスペインの社会について勉強すればきっと由来がわかるんでしょうけれどね。

日本語のニックネームだって、わかりやすいのからわかりづらいのまでありますね、やっぱり。
カワグチさんやヤマグチさんが「グッサン」になるのだって、言葉の変化としては理解できるけれど、「グッサン」からヤマグチなのかカワグチなのか、はたまた違う名前なのかは当てるのは難しい。
「ヒサコ」が「チャコ」になるのなんかRobertがBobになるようなものだと思う。さらに日本ではもう少しニックネームがいいかげんで、たとえば苗字が「和田」だから「ベン」とか、すぐムキになるから「ムキ」とか、名前だとかそういうところからかけ離れたニックネームも多いから。寒がりだから「SAM」とかになると日本語もなかなかヤルな。と。

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コメント

突然でスミマセン。興味深く読みました!
ところで、スペインで「カルメン」という女の子のニックネームは「マーメン」でした。なぜ?と聞くと「カルメンはいいにくいから、カルメンって名前の子はみんなマーメンと呼ばれる」とのこと。カルメンシータって、ありえないですよね。

投稿: あめ | 2005.02.24 20:13

はじめまして。コメントありがとうございます。
カルメンもカルメンシータも言いにくいですからね。メルセデスも言いにくいからメルチェですね。

カルメンっていえば、故フランシスコ・フランコの奥さんもカルメンでしたね。孫もカルメン。マリーアとカルメンだらけだ、かの国は、とおもったら、フランコのいとこもフランコでした。多分。
フランシスコ・フランコが2人いるもんだから、大きいほう(いとこ)はパコン、小さいほう(フランコ)はパキートだったとおもいます。

いずれにせよフランシスコ・フランコというのは苗字と名前が同じ名前(フランシスコの苗字の言い方がフランコですね)だからもっと混乱しますね。正式にはFrancisco Paulino Hermenegildo Teódulo Franco y Bahamonde Salgado Pardoとかいう超長い名前なんですが、スペイン人の名前はみんな超長ったらしいですね。

投稿: akst | 2005.02.25 12:33

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