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2005.02.23

世田谷線

setagatasen

世田谷線っていうのは不思議な電車ですね。世田谷区の大部分の人にはあんまり関係ない電車だったりしますが、世田谷の世田谷、つまり区役所のあたりを走ったりします。東京西部においては唯一のトラム(というか、東京にトラムはあとは荒川線しかない)なのですが、東京という都市がトラムという交通機関をスポイルしたつくりになっているので、その恩恵っていうのが少ないですね。今まで誰にも何にもいわれてないのでなかったことにしているのでしょうけど、戦後の東京の都市設計にかかわった人たちはほぼみんな必ず後世で悪いケーススタディとして取り扱われると思います。空港とか湾岸再開発地域に中規模輸送機関をつくっちゃったりとか、首都高をあんなふうにつくったりとか。覚悟して今のうちに懺悔しておいたほうがいいと思う。男として。

そういう意味では本格的なLRTというのは都内にはないわけで、この世田谷線も本格的なLRTというわけではないのですが、車両はテクノロジをよくつかったLRVに仕上がっていると思います。

世田谷区は交通が非常に不便な地域なので世田谷線という交通機関が不便な形でおしこめられちゃっている(玉電廃止以降)のが本当にもったいないのですが、それでも電車は高頻度に運転されるし、近年いっぺんにバリアフリー化したりして、それほど不便というわけではありません。
まわりはのんびりしてますしね


世田谷線の車窓から

ちなみに世田谷線の運転士さんは「出発進行」って言いませんね。「軌道進行」って言って出発します。「出発進行」ってのは「出発信号」が「進行」の状態ですっていう声だし確認ですね。世田谷線には「出発信号」はなくて「軌道信号」なので、「軌道信号」が「進行」だから「軌道進行」。

環七どおりをわたるときは道路の信号が赤になって、左右確認しないと渡れないのが世田谷線。踏み切りみたいに道路が線路におじゃまするのではなくて、線路が道路におじゃまするのです。これも「軌道」ならでは。

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