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2005.03.16

ホルストのバレエ組曲とウォルトンの戴冠式行進曲

クラシック音楽のことを書いてもコメントやトラックバックがつきません。スルーされちゃうんですが、それでも書くよ。

個人的には英国の作曲家ってぱっとしないなあと思います。聞く人が聞いたら怒り出すようことだけれど。
だけどまあ、それでもホルストとかウォルトンなど有名どころは聴いています。

ホルストは「惑星」が有名ですが、今回フォーカスするのはそれじゃなくてバレエ組曲。

ホルストの「バレエ組曲」はNAXOSのホルストの「惑星」のCDに収録されています。(多分このCD以外のCDはないんじゃないかな、とおもう)
指揮はエイドリアン・リーパー。ブラチスラバ(スロヴァキア)の放送交響楽団との組み合わせの「惑星」はダイナミズムに欠ける演奏ではあるとおもうが、こういう演奏もあるのだなあと思わされます。世の中にはパンチが効いた「惑星」があふれているので新鮮かもしれない。
NAXOSは香港のレーベル。東ヨーロッパの楽団と若手中堅の指揮者の組み合わせで新しい演奏と低コストを実現しているので、値段以外にもちょっと変わった曲がラインナップされているの点も魅力です。

英国人がバレエをおどっているようなところはあまり想像できないのだけれども、ホルストの「バレエ組曲」は正統的なバレエ組曲だなあとおもいます。ロシア人の大掛かりだったり、前衛的すぎるバレエ組曲になれているとつまらないかもしれないですが、僕はこういった正統的で小さな宝物のようなバレエ組曲はとてもいいとおもうし、旋律に愛があります。僕はすくなくともストラヴィンスキーのバレエ組曲には愛を感じることができないし、たとえばオーケストレーションの天才ラヴェルの「ダフニスとクロエ」ですら、ちょっと聴いているとくたびれるので。あれはあれでいい曲なんですけど。

こうして聴いていると結構英国の作曲家もすてたもんじゃないなあ(有名どころだけだけど)とおもいながら、次はウォルトンの話を。

ウィリアム・ウォルトンは20世紀英国の作曲家です。英国人としてはエルガーほど日本ではフィーチャーされていないけれど、映画音楽を中心に、確かな評価がある作曲家ですね。
映画音楽だけでなく、式典用の曲から交響曲まであります。大衆的なつくりからロマン的なつくりまでできるということですね。

交響曲は僕はちょっと難しいのですが、戴冠式行進曲などは非常に好きです。わかりやすい。

前の国王ジョージ6世の戴冠式のためにつくられた「王冠」(Crown Imperial)は正統派の式典行進曲です。華やかで荘厳だけれども非常にロマンティシズムあふれる旋律でつくられていて、わかりやすいつくりのなかに繊細さを感じます。

今の国王エリザベス2世の戴冠式のためにつくられた「宝珠と王の杖」(Orb and Scepter)はCrown Imperialの流れを汲む(構成の似た)式典行進曲ですが、さらに円熟した雰囲気で、華やかさと繊細さにあわせて力強さのある曲ですね。それぞれ甲乙つけがたい出来です。ウォルトンの戴冠式行進曲は行進することができない行進曲ですが(テンポが変わるから)、そういう「式典音楽」なのでべつにかまいません。

ホルストにしてもウォルトンにしても、なんか愛のある旋律なんです。このあたり。そして今僕には愛が必要。月曜日がホワイトデエであることすら忘れていたくらいだから。(4月まではまたひとりだから、今、春休み)

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コメント

ウォルトンの交響曲いいですよね~。私もこの盤持ってますよ。(でもラトルのをよく聴きますけど)。英国の作曲家はエルガーやホルストのような有名どころだけでなく、フィンジとかバターワースのような少しマイナー?な作曲家によい曲がたくさんあります。私も結構はまっています。

投稿: じょーじ | 2005.03.16 00:23

じょーじさんはじめましてこんにちは。
コメントありがとうございます。

僕がウォルトンのシンフォニーに出会ったのは中学2年のときでした。当時はすこし難しすぎたのですが、いままたちょっとウォルトンを再びちゃんと聴こうという気持ちになってきているのです。

英国のマイナーどころの作曲家にもチャレンジしてみようとおもいます。いいアドバイスをいただきましたー!

投稿: akst | 2005.03.16 00:32

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