昔のニュースのナレーション
よくテレビで昭和30年代とかの昔のニュース映像が流れたりしますが、なんで昔のニュース(天皇の皇太子時代の成婚のニュースとか)のナレーションは、あのような上ずった声でとても不自然な形で読み上げられているのでしょう?
そのまんま、父に質問したところ
「ああ、あれ、フィルムだから。」
と一言。もう少し解説すると...
昔はテレビが一般的じゃなかったうえに、記録媒体としてフィルムを使うことが多かった。フィルムは感光させて撮影するわけで、ビデオのようにその場でチェックしてやり直しとかができるものじゃないわけで、音声もいっしょに撮るとなるとやり直しが聞かないし、また撮影したものにあとでナレーションを吹き込むにしてもそれは今と違って簡単にやり直しの聞くものではなかったわけです。(テープも高いし)だから朗々と台本を読み上げるほかなかったわけです。
ビデオテープ(というかビデオ技術)の放送現場における普及は結構テレビ番組自体のありかたを大きく変えたんだなあと思いました。
そういえば、フィルム(感光して記録する)とテープ(磁気で電気信号を記録する)でそれぞれ撮影されたテレビ番組って微妙に雰囲気が違います。最近の時代劇はかたっぱしからビデオ撮影になって、急激に重みが減りました。
テレ朝の刑事ドラマ全般もそう。そりゃコストはかかるし、そもそも映画じゃないんだからフィルムで撮影するってのは工数とかコストの問題で大変なんでしょうけれど、でもまあ、フィルムの重みって大事なんじゃないかと思います。映像効果としては。
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