グルグル桐絵ちゃん 伊藤潤二 うずまき

ゴールデンウィークは「普段できないことをする」のではなくて「普段からあぶれてしまったやるべきことをやる」という悲しいことになってしまっても、ふてずに毎日ちゃんとやるべきことをこなそうとおもいます。さて、そんななか、普段読まないジャンルのホラーコミックです。
伊藤潤二氏のホラーコミック、「うずまき」、これはとても魅力のあるコミックです。
僕が着眼したのは主人公「五島桐絵」ちゃん。彼女の周りがどんどんおかしなことになっていきます。
最初は彼氏の秀一君のまわりがとんでもないことばかり起きます。どんどん周りに変なことが起きて恐怖が広がっていきますが、彼女は毎回その恐怖におののきながら次の回の冒頭にはわりとケロっとしているのです。自分の髪の毛が意思をもって渦巻き状に伸びまくって自己主張しはじめ、どんどんエネルギーを吸い取られてしまっても、同級生がカタツムリ(ヒトマイマイ)になってしまっても、台風一号に惚れられて付きまとわれてしまっても、なんだか次の回にはケロっと次の恐怖に直面します。そしてそのご都合主義的な幸運でなんとかかんとか次の回までわりと無事でいます。
最初に異変に気づいた秀一君は終始一貫ブツブツとしゃべっていて、周りからは変人のように扱われるのですが読んでいる側からすれば一番まともなのは秀一君です。そして、スーパーマンのように現れて桐絵ちゃんの危機をサクっと助けるのもナイスな感じです。多分僕が見たコミックのなかで一番アレゲな彼氏なんですが、一番役に立つ彼氏です。
伊藤氏の独特な絵柄で描かれた女性の主人公はどれもみんな「おでこがひろい」のですが、これはとても魅力的なポイントです。少なくとも僕にとってはとてもとても魅力的。
桐絵ちゃんに夢中です。
伊藤氏には申し訳ないのですが、これはホラーというよりギャグマンがです。ああ、よく笑った。いや、オススメです。
そういえば昔の職場の誰かの机の上にこれがあったような記憶があります。
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コメント
こんばんは
伊藤氏の作品は『富江』の頃から大体読んでます
『うずまき』も当然持ってて、私も当時の職場のデスクに置いておいたら結構同僚から反応がありましたよ・・・
お味噌汁をぐるぐる混ぜて渦巻きを作ってからいただくっていうのは・・・ホラーじゃないですよね?やっぱり
投稿: hamachi | 2005.05.01 22:24
はまちさん、おひさしぶりです。いつも見てくださってありがとうございます。
そですよ!あの味噌汁をグルグルしちゃうところなんてギャグマンガですよね。
あと台風のやつとか(追記した)、びっくり箱とか、基本的にバカバカしいですよね。面白い。
あとまあ、桐絵ちゃんはあれだけ(帯でも「美少女」という触れ込みだし)モテモテなのに、ちーともそんな雰囲気じゃなくて笑います。
誰も眼中にないの。
淡々と恐怖に対応しているのですよ。もうおかしくって。これ、なんていう感覚なのかなあ、と。
「ギョ」も笑いました。怖いんだけど、面白くって。
投稿: akst | 2005.05.01 22:49
akstさん、お久しぶりです
当然ながら『ギョ』ももってますよ
レス見たら読み返してしまいそうです
桐絵ちゃんはホントに動じない娘ですよね
まあ伊藤さんの作品では終始あんな感じで物語が進んでいきますが^^;
実はわたし、ホラーダメなんですw
でも彼の作品は好き。この不思議な世界が・・・
あぁ~他の作品にもすごいキャラが一杯出てくるんですよ~見せてあげたいですw
投稿: hamachi | 2005.05.05 22:36
ほかの作品も探してこようとおもっています。絵が魅力的。
はまちさんも僕と同じでホラー苦手なのはびっくりしました。ホラー苦手人間が好きなホラーってすごいですね。
ギャグだというのは2次的な意味合いで、氏の作品は基本的にホラーなんだけど、そのロジックが理解しやすいんだと思います。
普通ホラーはただ単に話や絵が恐怖なんですが、氏の作品は(完結しているかどうかは別として)ロジカルに怖いんです。
たとえば、「ギョ」では足の部分が機械ですよね。シリンダーがあってそれが動くしくみがあってガチョンガチョンってなって大量にやってくる。その機械の仕組みがもともとどういう意図があったのかも描かれている。そこまでロジカルなのに「怖い」話に持っていける。これは話の組み立て方と絵柄の絶妙なコンビネーションだと思います。
あとキャラクターもたまんないですね。
怖いけど美しいし、怖いけど愛すべきキャラが多いです。
桐絵ちゃんたまんないっす。
投稿: akst | 2005.05.05 22:58
伊藤潤二先生のファンです、私。
でもこの作品は知らなくて
デザイン事務所の社長が貸してくれて
読んで笑った記憶が…(笑)
しかもこの映画を観に行きましたよ。元カレと(笑)
意外にもパンフが売り切れて買えず
お客さんも多かったです。
でも…やっぱ映像化してはいけない内容だったなぁ(笑)
投稿: haru | 2005.05.06 16:04
やっぱ笑うですよね。つか、笑うとこじゃないんだろうけど、笑いますよやっぱ。
映像化は難しいですよね。いや、基本的に映像化ってうまくいくためしがないものだとは思うんですけど。
デエトでいく映画じゃあないでしょう。じゃあどんなシチュエーションで行くか?といわれると困るけど...
投稿: akst | 2005.05.06 16:30