シンドローム
世の中5月病ということばがいつも言われる5月です。僕自身はなんだかその5月病というのがどういうのかよくわかっていないので自覚したこともないのですが、英語にするとメイシンドロームっていうんですかね?どう?
さて、シンドロームという言葉が出ると思い出すのが
「チャイナ・シンドローム」
「ストックホルム・シンドローム」
この2つです。
チャイナ・シンドローム
ロスの人気TVキャスター、キンバリー(ジェーン・フォンダ)はキャメラマンのアダムス(マイケル・ダグラス)らと原子力発電所を取材。そのとき異様な振動とともに制御室で技師ゴデル(ジャック・レモン)が慌てふためいている現場に遭遇した一行は、原発事故の真相を世に訴えようとするが…。
これは絶妙なタイミングでアメリカで原発事故が本当に起きてしまい、話題作になりました。
冷静に考えると「そんなバカな!」というタイトルではありますが、まあ、衝撃的なタイトルですよね。
ストックホルム・シンドロームとは1973年にストックホルムの銀行をに強盗が入り、そのまま数人の人質をとって1週間にわたって警官隊と衝突しなが立てこもった事件において、事件後に解放された人質たちがみな口々に犯人をかばうような証言をしたということのことです。(人質が犯人と結婚さえしてしまった)
人質たちはこの状況の原因をそもそも引き起こした犯人たちではなく、この状況をながびかせた当局にたいして憎しみをむけました。これは立てこもり事件などにおいて、情報やコミュニケーションが少なく、相対しているのが犯人グループと人質たちだけで構成される特殊な閉鎖空間によって引き起こされるようですが、こうした特殊な状況における心理状況についてはその後いろいろな研究がされるようになりました。
最近の例ではリマでの日本大使公邸立てこもり事件における「リマ・シンドローム」という言葉も記憶に新しいかと思います。
リマの事件の場合、犯人たちと人質たちのコミュニケーションのなかで、犯人側が(知識や情報やなどを)得て、人質たちにたいして親しみから尊敬の念を持ち、結果として銃口を人質に向けながら、強行突入されたときに犯人はだれひとり人質に対して発砲せずに特殊部隊に鎮圧されました。
2つの(リマをいれると3つか)の、どのシンドロームも衝撃的な言葉ですね。5月病なんか吹っ飛んでしまいます。
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