« キャンプ座間 盆踊り2006 (と花火)速報 | トップページ | またゾロ バリファックス »

2006.08.13

テツは自分がテツであることを否定する 月館の殺人

「君はテツだから、きっと面白いと思うよ」と、友人に手渡された2冊(上下巻)のコミック


月館の殺人 (上)
綾辻行人/佐々木倫子

まだ見ぬ祖父に会うため、生まれて初めて鉄道に乗車する沖縄の女子高生・雁ヶ谷空海。雪の北海道を行く特別急行〈幻夜〉で、彼女を待ち受ける運命とは…? 未曾有のタッグで贈る、至極の鉄道ミステリ。

いわゆる、テツが、いっぱい出てくるのですが、彼らが「僕はテツではない、彼らはテツだけどね」とお互いに言い合うシーンをみて「テツは自分がテツであることを否定する」という説明も入りますが、これを見て僕は確信しました。

「オレはテツじゃねぇ」

撮りテツでも乗りテツでも記念品テツでも葬式テツでも廃線テツ(これは宮脇俊三氏が開拓したジャンル)、スジテツでもないもの、僕は。

自分が通勤で使う電車のダイヤのパターンを覚えていたり、駅や車両の特徴から乗り降りしやすい(そして居心地のよい)場所に乗るとか、運行抑止(人身事故など)で迂回路をちゃんとすぐにイメージできたりするのは、首都圏の都市生活者のたしなみなのであって、テツだからじゃー、ありません。

テツはSLみたいな乗り物が好きなのであって、僕はIGBTインバータ制御による回生ブレーキを使った省エネルギー車両がATCとかパターン型ATSだとかの安全装置のもとバンバン走っている首都圏に生活しているだけなのです。

テレビで鉄道事故が起こるたびに出てくる川島令三氏が「また適当なヨタばかり言っている」と僕が普段思うことだって、評論家としてみれば軍事評論家の江畑謙介氏の足元にも及ばないような稚拙な理論展開であるのが自明だからです。

テツじゃねえYO!

で、本筋の本の話ですが、ミステリーとしてはオチがこなれてなくて、そもそも殺人の動機がテキトーに扱われているのが気になりました。

|

« キャンプ座間 盆踊り2006 (と花火)速報 | トップページ | またゾロ バリファックス »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

交通」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: テツは自分がテツであることを否定する 月館の殺人:

« キャンプ座間 盆踊り2006 (と花火)速報 | トップページ | またゾロ バリファックス »