展覧会の絵
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栗きんとんのCMで流れていた(注)、ムソルグスキーの「展覧会の絵」。一般的によく知られているのはラヴェルがオーケストラ向けに編曲したやつで、原曲は結構荒削りな、あんまりぱっとしない曲だという印象です。このCDは両方収められているので、聞き比べができて楽しいです。
で、ピアノ版はあんまりぱっとしないと書いたのですが、モチーフになったハルトマンの絵は、(オーケストラ版のイメージから考えると)腰が抜けるほどもっとぱっとしない。
でもまあ、見れば見るほど、ハルトマンが背負った業みたいなもの、そして、その死、そしてその死を悼んで作曲したムソルグスキーとまた、その彼の業。いろいろ思いをはせることができます。
そういう意味では、たしかにラヴェルはオーケストレーションの天才だとおもうし、彼の編曲は「展覧会の絵」をとても有名な曲にしたんだけど、そういう微妙な雰囲気っていうのはあんまり伝ってこないです。
なんか、ムソルグスキーに関していえば、有名だけどすこし難解でおくが深いというのが、僕の持つ印象です。
(本当はヒンデミットについて書きたかったのですが、ヒンデミットについて書くにはすこし手持ちの素材が足りないので、素材がたまったら書きます。)
(注)力士としての現役時代の龍虎氏を知らない僕は、ずっと彼のことを「料理天国に出てくる食いしん坊の正体不明のデブ」という認識でした。それはそれでごめんなさい。
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コメント
展覧会の絵といえばEL&Pでしょう。
投稿: 中村 | 2007.11.03 00:06
中村さん
そうくるとおもいました。展覧会の絵といえば、ELPという人、結構いるとおもうなぁ。
投稿: akst | 2007.11.04 21:34