新世界 シンバル
なぁんにもやる気が起こらないので、珍しくドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」(カラヤン・ベルリンフィル)をぼーっと聴いていました。
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 | |
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超有名な曲なので解説はしないですけれど、この古典的なソナタ形式のシンフォニーは、第3楽章がとても魅力的です。有名なのは第2楽章(勝手に歌詞までつけられて歌われている)と第4楽章(ジョーズ)ですけれど、第3楽章のスケルツォはもっとフィーチャーされてよいと思います。
新世界におけるシンバルの扱い(注1)については、有名どころの話じゃなくて、いろんなエピソード(注2)がありますが、僕はこのCDのシンバルが、ぜんぜん聞き取れなかった。何度聴いても、シンバルが鳴るべきところでシンバルが聞こえない。でもまあ、これのシンバルってそんなもんなんだろうとおもうと、それはそれでいいんじゃないかな、といい加減な気持ちがしてきました。
まあ、その辺どうでもいいわりには、やはりすばらしい曲だなぁと感心します。どうでもよくないんですけど、本当は。
(注1)ググれば一発だけど、全曲通して第4楽章の1小節だけ、mf(メゾフォルテ)で7拍伸ばす、という指定。シンバル奏者はこの一音のためだけにずっと立っているわけで、そういう意味では「バンダの出番が少ない」程度のことは問題じゃない。
が、まあ、第3楽章にだけ出てくるトライアングルの奏者が第4楽章でシンバルを打てば、合理的なので、結構そういう演奏もある。
(注2)緊張するあまり、この一音を鳴らし忘れた奏者、鳴らし忘れた奏者に激怒する指揮者など。ドラマのテーマにすらなった。
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コメント
こんばんは。
楽器は何もできない私ですが、このシンバル、それも1回のジャ〜〜ンには挑戦してみたいですね(笑)
投稿: mei | 2007.12.02 23:28
meiさん
そ、それがね、シンバル、ジャーンじゃないんですよ。シャラーンって、片一方の下のほうをもう片一方の上のほうで、やわくこするだけなんです。
んで、7拍持たせろ、ということなんですが、無理だ...
でも、プロはよっぽどびびっちゃうらしくて打てないんですけど、僕ら素人は、結構あっさりできちゃったりして♪
投稿: akst | 2007.12.03 00:14