¿Por qué no te callas?
スペインのフアン・カルロス国王は、スペインでは人気が高い。
実際のところ、スペイン現代史をなぞってみるとなかなか精力的な人なのがわかります。
国王の名前は多くのスペイン語を母国語とする人がそうであるように、スゲー長い。(*1)
フアン・カルロス・アルフォンソ・ビクトル・マリーア・デ・ボルボーン・イ・ボルボーン=ドス・シキリアス
Juan Carlos Alfonso Víctor María de Borbón y Borbón-Dos Sicilias
国際会議の席上、ベネズエラのチャベス大統領とスペインのサパテロ首相が口喧嘩をしているときにチャベスに向かって「黙ったらどうかね?」といったのは、いろいろネタにされている。
¿Por qué no te callas?
(ポルケ ノテ カヤ?:Why don't you shut up?:黙ったらどうかね?)
Youtubeでみつけたそのシーンのリミックスのムービーがなかなか面白い。
チャベスもアクが強い人なので、なかなか面白いです。
フアン・カルロス国王はまあ元気な人で、ときどきお灸をすえられていたりする。
ちなみに、国王とともにスペイン民主化を推進したアドルフォ・スアレスは、僕がは不当なくらい評価されていないとちょっと思う。
(*1)たいていのスペイン人とラテノアメリカノス(ラテンアメリカ人)の名前はすげー長い。
あのピカソは
パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダード、ルイス・イ・ピカソ
(Pablo, Diego, José, Francisco de Paula, Juan Nepomuceno, María de los Remedios, Crispin, Cripriano, de la Santísima Trinidad, Ruiz y Picasso)
お父さんの名前、お母さんの名前どころか、おじいさんだとかおばあさんだとかの名前と苗字をいれたり、いろんな人の名前をどんどん入れ込んでしまうからこうなってしまう。これはどうしてかというと、スペイン語は名前(苗字じゃなくて、下の名前)に使える語彙が極端に少ないので、(数十種類もあるかないかじゃないかな)ほとんどの人のファーストネームがかぶってしまって、区別がつかなくなるのを避けるためと、むかしスペイン語の先生に教わりました。ちなみにその先生は自分のフルネームはカンペを見ないと言えませんでした。メヒカーナでしたけど。
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