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2008.05.11

ユーカリが丘線の駅の名前

住んでいる人には申し訳ないけれど、千葉の佐倉の「ユーカリが丘」という街は名前がおかしすぎる。「たまプラーザ」といい勝負かな?いや、ユーカリが丘のほうが、おかしいだろう。(*1)

地名は一般的には住んでいる人の責任も大きいけれど、ニュータウンは地名が住人より先に決まるから、責任はない。街を作った人の責任だ。

「~が丘」の「が」は、「~の丘」という言葉に置き換えることができます。「~が丘」みたいな地名の多くは、明治以降の宅地造成においてよいイメージを形作られるために多用されたいきさつがあります。
だ、が、しかし、ユーカリの丘は無理がありすぎますね。不自然すぎる。それはユーカリが日本に自生していないので、ユーカリの丘なんてものは日本の地名としてありえないからでしょう。

さて、そんなユーカリが丘を開発したデベロッパー(*2)は、自前で新交通システムをつくって自分でつくった街の中の交通の整備をしました。それ自体は一民間企業としてはとてもすごいことで、とてもがんばったと思います。日本ではほかに例がない。それがユーカリが丘線。

でも、建設して運営するのにがんばって、駅の名前はそうとうぞんざいになってしまいました。
ユーカリが丘駅、井野駅以外は、投げやりに適当につけています。

「地区センター」「公園」「中学校」「女子大」

投げやりすぎにもほどがあります。あれほど気合をいれて(?)名づけたユーカリが丘の中で、このいい加減さ。あげく、女子大は移転してきませんでした。
もう、この気合の入れ方と気の抜き方の具合はすごいですね。なんていうか、力なく笑っちゃうしかない。

そして、そのおかしなベクトルは「ユーカリが丘線の駅名募集中」というとんでもない方向へ行ってしまっています。もう誰も止められないのか?

そりゃ、「公園」とか「中学校」とか「女子大」とかはぞんざい過ぎるけど、だからといってオーストラリア旅行を賞品にして公募するっていうのも投げやりすぎます。

ニュータウン開発としてはまずまず成功しているだけに(一社でこれだけの大規模開発をしたのだからほんとうにすごい)、本当に面白すぎます。名前の方向性だけについては。

今後の発展も目が離せません。(住もうとは思わないけど。)

(*1) たまプラーザを開発した東急の言い分では、「東急多摩田園都市」の中心となる街として、スペイン語で「広場」を意味する「プラーザ」とした、というが、スペイン語で広場は「プラサ」だ。発音的に百歩譲っても「プラーサ」で、いずれも濁らない。だいたい「多摩田園都市」というが、神奈川県北東部の丘陵地帯を「多摩」というには無理があるし、garden cityの訳語を「田園都市」としたのにも無理があるので、基本的に最初から地名として破綻している。でもそれだって「ユーカリ」の破壊力には負けますよ。

(*2) 山万という会社です。すごいがんばったと思います。一社でこれだけの街づくりをやったのだから。でもネーミングセンスは最低を下回っています。日本語への尊敬と愛情がなさ過ぎる。

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