恣意的に運用できる法律とか
法律っていうのは社会生活に秩序をもたらすためある。だからその適用要件は厳格に峻別されるべき性質のものであって、恣意的に運用できる法律っていうのは、その根幹から考え方がおかしいのですが、最近そういう「恣意的に運用できる法律」を作りたいヒトが大量に与野党問わず国会議員のなかにいるようで、これはとんでもないことだな、と思います。
恣意的に運用できる法律は、これは確実に恣意的に運用されます。法律の条文に「~のように見える場合」のようなあいまいさがあってはいけないし、それを適用する/しないの判断基準があいまいなこと(客観的基準が定められていないようなこと)は、法としてそれをみとめると、社会がより無秩序になると考えます。
声高に叫ぶ人の胡散臭さ(*1)は、百歩譲っておいておいたとして、「転び公妨」みたいな手法がどんどん増えていくってのは民主国家としてはおかしなことだと思います。(*2)
(*1)こういう人はなぜか女性の議員が多い。立法府という論理的であるべきところで感情論で話をする彼女らには正直残念だ。誰とはいわないけど、野党副代表とか、奈良2区選出とかのこと。
(*2)「転び公妨」なんて、70年安保の時にしか使わない歴史的な左翼用語だとおもっていたけれど、オウム事件で実際に行われた。あれはすごかったですね。最近は転び公妨よりひどい、京都府警の「クリックしても開きませんでしたので」みたいなことがありました。winny使って内部情報漏らした警官を先に逮捕しないで逆恨みで作者を逮捕したというトンデモ事件。
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