あさま山荘とカップヌードルと
佐々氏の原作のこの映画を見ました。
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正直言えば、面白かった。
面白かったというのは、実際に面白かったということなんですが、冷静に考えればこの映画がボロクソに言われる理由は、この「面白い」ってところなのかもしれません。
佐々淳行氏っていうのは、功罪いろいろある人で、うちの祖父(警視庁)も普段は温厚なのに佐々氏に関しては結構ボロクソに言っていたのを覚えているのですが、役所広司 が佐々氏の役をやるっていうのが、この映画がコメディ映画になってしまっているゆえんでしょう。
さらにいえば、ボーナス音声トラックで対談みたいなのを佐々氏がしているのですが、聞き手に「役所広司さんが佐々さんの役をやることについてどうおもいますか?」みたいなことを訊かれて、まんざらでもなさそうにしながらうまく話しをはぐらかす佐々氏のしゃべりがもうおかしくてたまりません。
まあ全体として実際にあった事件のドキュメンタリーなのに、コメディっぽくなってしまったのは、見る人によっては頭にくるかもしれませんし、これをドキュメンタリー映画と言い切ってしまってはダメだとおもう。
劇中にカップヌードルを食べてるシーンが出てきますが、あれは実際にTVニュースで放映されて、それ以降カップヌードルの売り上げが上がったそうですね。そりゃ、あんなにうまそうな映像はないですわな。
劇中にカップヌードルを食べるといえば、FREEDOMですが、6巻でうまく完結せずに特別編としてFREEDOM SEVENが出ています。
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映像と音楽がきれいなのでシリーズ通して眺めていたのですが、ストーリーが多分にご都合主義的な感じは否めないです。でもまあ、面白かった。
オチは今ひとつよくわからなかったけど、BGVとしてはすばらしい。(あ、ほめてない?)
<おまけ>
僕は70年安保からの左翼運動については相当懐疑的で、連合赤軍とか全共闘とか、ぜんぜん「総括」してねえくせに、えらそうなこと言うなとおもう。だから若松氏が佐々氏の映画をみて激怒したというが、「オマエこそちゃんと総括してからえらそうなこと言え」とおもう。拉致問題についての発言もちゃんと「総括」しろよ。
昔から左翼活動ってのは資産家の子女のたしなみみたいなもんで、実際のところプロレタリアートには関係ないところで遊んでいただけなんだ、と感じるのは僕だけじゃないとおもいます。
思想の左翼の問題じゃなくて、彼らは終始一貫本質的なものの見方ができなかったということ。
朝比奈社長、オマエのことだよ、ちゃんと「総括」しろよ。
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