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2008.11.20

HTCzとP903iの2本でDocomoの1回線を共有する

更新の間隔がだいぶあいてしまいました。

ひょんなことからHTCzという電話機を手に入れました。
ただ、電話の契約を増やしたくないのと、それほどデータ通信の頻度(データ通信量)が多くないので、新しくもう1回線契約することはやめにしました。(Docomoの場合、電話機はあるからSIMだけクレ、といっても、出てこないことが多いみたいです。なんでもいいから端末を買ってください、と。
ソフトバンクモバイル(SBM)の場合はSIMだけだしてくれるみたいですが。

こうなると、HTCzで通信をするにはもともと使っていた電話機のSIMを抜いて、これに挿すということになりますが、それはいちいちめんどくさいので、HTCzからBluetoothでP903i経由でダイヤルアップ(DUN)することにしました。
この使い方だとデータ通信は384kbpsになってしまいますが。

HTCzでの通信は、本体にSIMを挿して使っても、P903i経由でDUNでつないでも、SIMの契約がBIZホーダイでない限り青天井です。(DUN経由だとBIZホーダイの対象外になるし。)

僕はP903iでiモードもつかいたい(docomo.ne.jpのメールアドレスを使いたい)ので、BIZホーダイの契約はしません。基本的にP903iの電話の契約で、その延長でオマケにHTCzを使うということになります。
すこし割高で青天井ですが、頻度が少なければ毎月の固定費はもとの電話機の契約以上にはかからないので、合理的です。

iモードのケータイでこのような使い方をすると、データの通信料はFOMAデータ通信の課金が適用されます。これがすこしわかりづらいのですがiモードの契約をしていて、その割引サービスを使っているとパケット単価はiモードではないFOMAデータ通信の場合もiモードと同じになるのです。
具体的には、パケホーダイダブルの契約をしていると、
「パケット単価はパケホーダイダブルの単価だが、料金は定額でなく青天井」

これはまあ、どこでもそうだから問題はないですが、料金の計算の詳細はすこしわかりづらい。

以下打消し線はすべて「ドコモの151の最初の説明」、そして「それは大間違い」

http://www.nttdocomo.co.jp/charge/discount/pake_hodai_w/notice.html

実はFOMA通信とiモードをパケホーダイダブルで使うと、なかなかおもしろい計算をします。
パケホーダイダブルでは、課金計算に3種類の通信を設定しています。

1. 通常のiモード通信(iモード、iアプリ、メールなど)
2. フルブラウザによる通信
3. FOMAデータ通信

基本的にパケホーダイダブルでは、これらのパケットを積算して、それに単価を掛けて計算するのですが、それぞれの段階の価格のポイント(パケット数)で、その計算方法が変わります。

・1029円まで(10250パケット、おおよそ1.2MBまで)
すべてのパケットは積算するが、料金は1029円に固定。

・4410円まで(52500パケット、おおよそ6.4MBまで)
すべてのパケットを積算し、単価0.084円を掛けた金額を請求する。

・4410円を超えて5985円まで(71250パケット、おおよそ8.4MBまで)
すべてのパケットを積算するが、累計で52500パケットを超えた分の「フルブラウザとFOMAデータ通信のパケット数」に対して単価0.084円を掛けて、4410円を加えた額を請求する。(iモード通信はパケットを積算するも、掛け算の対象にならない)

・5985円を超えた後(ここで、FOMAデータ通信以外の料金加算がなくなり、パケット単価が下がる)
すべてのパケットを積算するが、累計で71250パケットを超えた分の「FOMAデータ通信のパケット数」に対して単価0.02円を掛けて、5985円を加えた額を請求する。(iモード通信とフルブラウザはパケットを積算するも、掛け算の対象にならない)

つまり、基本的にパケットの積算はすべての通信の累計で、課金対象のパケットをそれぞれ変えてきます。
じつに複雑に見えるのですが、Docomoにしては合理的で、料金キャップや単価の変更にたいしてすべての通信のパケット量が反映されるのです。

以下、訂正

結論からいうと、データ通信とiモード通信のパケットは全部に計算し、それそれ単価を掛け、合算します。

つまり
4410円を超えて5985円まで(71250パケット、おおよそ8.4MBまで)
4410円+データ通信の使用パケットx0.084円の合計

5985円を超えた後
5985円+データ通信の使用パケットx0.084円

いや、ちゃんと説明できないキャリアは合理的じゃないや。

青天井には変わりはないのですが、基本的に電話機を使い、ときどきWindowsケータイをちょっとだけ使うっていう使い方だと、もう1回線契約する固定費を考えれば、まあまずまずかな、とおもうのです。EMチャージみたいに、1日限定の定額とかを設けてくれればうれしいですが。

話は変わりますが、FOMAの新機種、ProシリーズはSharpの端末以外、docomo.ne.jpのメールアドレスあてのメールを受信できません。本当にどうしようもないですね。
M1000以来なんの進歩もない。2008年のスマートフォンシーンを、ドコモは足元から引っ張ります。


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