PCで録画したワンセグをiPhoneで見る。(そのほか、ワンセグまとめ)
今年に入ってからiPhone 3GSを買ったのですが、従来持っていたちょいテレではiPhoneへの録画のムーブができないことがわかったので(PSPやケータイはOK)、アイ・オー・データのSEG CLIPを買いました。
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最新のGV-SC400ではなく、一つ前の310ですが、これも例によってISDB-T対応の各種機器へのムーブ(ダビング10:9回までコピー、最後の1回がムーブ)ができます。
iPhoneへの番組のムーブはTVPlayerというソフトと、家庭内の無線LANを使います。対応ワンセグチューナー(GV-SC310など)をもっていれば、iPhoneでは無料で使えます。
iPhoneでのワンセグ録画番組の視聴は驚くほど簡単です。
以下は、SEGCLIPで録画した番組をワンセグケータイやPSPにムーブしたとき、とくにSDカードにムーブしたときの、その先の話です。
SEG CLIPは以前のソフトウェアではPSPやワンセグケータイへムーブしたものを再度パソコンに戻すムーブインが使えたようですが、最新のソフトウェアではそれはできなくなりました。PSPやワンセグケータイ、それから著作権保護機能のついたSD(HC)カードリーダ経由のSDカードへの9回までの子の世代までのコピーと、10回目のムーブアウトのみ対応しています。
SEG CLIPの管理ソフト infoBOXでSDカードにムーブアウト(ダビング10のうちの1回のコピー)を実施
以前に紹介したPanasonicのSD-MobileImpactでは、このムーブアウトされたSDカードのデータを読み込み、これをSD-MobileImpactがインストールされたPCのHDD内にムーブインして管理・視聴することができます。(PSPには対応していません。)
これはメーカーなどが認めた方法ではありませんが、規格としてSDVideoの著作権保護の仕組みとISDB-Tの動画を扱うということから、実験をしたところ可能だったということです。著作権保護の仕組みを外してコピーやムーブをしているわけではなく、ワンセグの著作権保護の仕組みをそのままにして、その著作権保護の規格内のデバイスやソフトを組み合わせて実現しているのです。
SD-MobileImactでSDカードからHDDにムーブイン
こうして、SEG CLIPで録画した番組ライブラリをSD-MobileImpactで管理することができます。
(同じPCだとあまり意味がありませんが、違うPCだと結構便利に使えると思います)
もちろん、ムーブインしたPCでは番組の再生も可能です。
こうなると一括でSD-MobileImpactで管理したくなりますが、これだとPSPやiPhoneへの番組のムーブができなくなります。
現状ではinfoBOXでとりあえず録画した番組を貯めておいて、各種デバイスにムーブ(ダビング)し、ダビング回数があと1回になったときにSDカードにムーブアウトさせて、それをSD-Mobile ImpactでHDD内で管理し(アーカイブみたいな使い方)をして、そのアーカイブの番組は携帯や他のPCでみる(ほかのPCにSD-MobileImpactがインストールされている必要がある)などに利用するほかなさそうです。
(それでもだいぶ便利じゃないかとは思うのです。)
ダビング10やムーブイン/ムーブアウトの相関関係はこのようになっています。
機器やソフトの仕様で多少ややこしくなっていますが、このように番組は保護されたまま(私的利用の範囲を逸脱することなく)各種機器で楽しめるようになるのです。
最後に、SD-MobileImpactは市販されていません。これについてはどうも販売するつもりも、ないらしいのでもっていて使わないという方から譲ってもらうほか手に入れる方法はありません。
infoBOXもSD-MobileImpactもSD(HC)カードへのムーブには、「著作権保護機能付きリーダ」を使う必要があります。普通のリーダーではだめなのです。
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意外とめんどくさいんですが、揃うと結構遊べます。
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