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2010.06.18

ベッドを占領する猫ちゃんがいないという憂鬱(大加筆)

ねこのとっくんが旅立ってからはや1ヶ月。いまだに彼がいない生活がよく意味がわかんない。


赤ちゃんの時に拾われてきた。95年の5月
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ダンボールがあると入ってしまい、自慢げに。
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ここ、オイラの場所だし、という顔でベッドを占領。
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朝、気持ちよさそうにそのベッドで寝ている彼。
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虹の橋で元気に遊んでいるかな?心配だ。もっといっしょに遊びたかった。orz

<以下、加筆。気持ちがゆらいでいて。>

15年前の5月に多摩東公園で出会った。つつじだかの植栽のなかからミーミーと声だけ聞こえて出てこなかったが、夕方同じところを通ったら小さいはっきりとした顔立ちのシマシマの猫がいた。

トロロとなづけたのだが、ロの連続が言いづらくトロになった。「とっくん」とよんだり「ボウズ」と呼んでいた。
非常にプライドが高くそれでいて甘えん坊で食いしん坊で食べ物をより好みして、丸々と太っていた。

おでかけすると、帰って来て一通り甘えてから「なんでオイラを一人で置いてった!」とプンスカが始まって、1時間ほどだっこしてなでて「ごめんね」っていわないと許してくれなかった。

具合が悪くてねてると「オマエ、どうしたの?横にいる?」っていうかんじで、横じゃなくてお腹の上にのって苦しかったけど、その優しさが心地良かった。
とてもおおきく、ふてぶてしく、生意気なんだけど、甘えるのがすこし下手で、思いやりのある子として過ごしてきました。

それが、今年の2月くらいからご飯がたべられなくなった。おいちくない。
ボウズはご飯がうまくたべられないと、その事実に大変ココロが傷ついて(オイラそんなハズねえよって)、余計たべようとしない。食べることに失敗(こぼしてしまったり)すると、もう最初からイラネーってなってしまう。
彼はいままでもそのプライドのおかげで結構損をしている。

例えば、怒っているとき(黙って出かけた、とかでプンスカ)にお詫びに甘エビの刺身を買ってきてあげても、最初は目がくらんでちょっとは食べるのだが、「あれ?そもそもオイラ怒ってるんだよな。ここで甘い顔しちゃダメだろ」と、途中でプイとして、結果その刺身の残りは全部ダメになって食べられなくなる。

この数日のあいだ、無理やり薬を飲ませた(結構なバトルである)ときに本気で怒ってしまって、それ以来ちゃんとご飯をたべなくなった。そしてそのせいで衰弱し、口がうまく動かなくなってよけい彼のプライドは傷ついて、ご飯を全然たべなくなった。そしてすこしずつ衰弱し、またうまくあるけなくなり、その事実に大変ショックを受け、プイっとしている。

だいたいこのボウズのプライドは相当なもので、目の前でなんか失敗でもしでかそうものなら、「なかったこと」にしようとする。たとえば、お気に入りの場所にジャンプしてずっこけてしまうと、次の瞬間からそんなお気に入りの場所なんてなかったように無視を決め込むし、ネコジャラシとかも、捕まえられなくなったので一回こっぴどくしょげて、それ以来反応をしなくなった。(本能的に反応したあと、知らんぷりする)
若い女の子でもいてキャーキャーいいながら食べさせれば別なんだろうが、どーにも困った問題だ。
プライドで衰弱する動物なんて、聞いたことねえ。本気で困っている。
体力が限界なんだから、気力で元気になったり衰弱したりというところで、本当に気が抜けない。
彼の自尊心を傷つけない程度に彼が弱らないように食わせてトイレいかせて水のませて薬のますのは、なかなか難しいもんです。

しばらくその状態がつづき、衰弱してもうすっかり赤ちゃん猫みたいな大きさになってしまい、あるくのもやっとなんだが、(決して抱いて移動させず、横を支えながら彼のあゆみにまかせる)夕方みんながいる居間に顔をだし、横になってなでられていたら、そのままうっとりしてるのかぐったりしてるのか分からないくらいに力を抜いてしまった。もう無理しなくて大丈夫だよ、と半泣きでずっと撫でていたら
「あ?おいら美味しいものたべてなくね?」的な顔してスクっとたちあがり、ご飯をムシャムシャと食べ、ケロっとした顔で寝床にはいってしまった。
もう体力は限界に来ているのだろうとおもうが、ご飯を食べたりなでられたり外を眺めたりいろいろやりたい事がいっぱいあるようで、その気力で頑張っている。

病院は行くのは怖いし、注射は痛いし怖いだろうが、行けば行ったで美味しいものが食べられるし女性の優しいナースさんにかまってもらえて元気にもなるので、行けるだけ行かせようとしてつれていっていた。
病院で点滴をしている間はナースのおねいさんが「トロちゃ~ん」とよぶと大声で「にゃ~」と返事をして、真っ先にご飯を欲しがりしっかり平らげるという。(そんな愛想のいいボウズはあんまり見たことがない。女の人だと違うんだな)

うちにいるときは寝床で横になってることが多いので、ときどき様子をみて、なでてあげる。
半分くらいは「なにオマエ覗くなよ!」という顔をし、半分くらいは「撫でてもいいよ」という顔でなでられている。
できるだけ「おいしいもの」を食べさせ、外を見せ、女性に会わせ、撫でて、不安のないようにと考えている。家族だから。

4週間毎日点滴に通った獣医師には今日明日でお別れですといわれた。点滴を受け入れる基本的な体力(血管の状態など)がなくなってしまい、精神的にも移動や注射が耐えられなくなるだろうということだった。そこから自宅でずっとみてきたのだけど。そのあとながく頑張った。ボウズは「オイラ、体がいうこときかなくてつまんないぜ」という表情とその小さくなった体をみるに、毎日「もう今日明日にはお別れなんじゃねえか」、と思い始めてからずいぶん時間がたったことに気づいた。おおよそ3週間。
今日もまたお別れかもしれないと思って、表にだしてなでていると、ムクっと立ち上がり、自分の寝床にぴょんととびのって「俺ジャンプできるぜ」って顔をした。
普段ろくにあるけもしないのに、それを見せようとしない(ふらついているのを見るとあきらかにしょげる)し、気丈に歩いてジャンプするそのプライドの高さと精神力の強さは、はんぱない。
たぶん、彼の自由な意思(元気なころはわがままといっていたそれ)が、彼の生命をつないでいたのだと思う。

そうして3週間がすぎて、その日が来ました。

肝リピドーシスでした。亡くなった日の未明、母の布団の脇でで寝ている彼の様子を見に行ったら口をぱくぱくさせていたので、苦しいのかな?と思って枕にしているタオルをなおしてあげたら、その瞬間にふっとなくなりました。
苦しそうだったのはそのときだけで、前日は窓から暴走族をながめたり、なでられたり、みんなに目線をくばってみたりしていました。

今日火葬するまえに、眠っている彼の周りを小さな手摘みのお花でかざってあげて、お口の近くにアジをやいてほぐしたものをあげて、お別れしました。
火葬の際に具合をみていた式場のひとが「しっぽがぶんぶん舞っていました」といっていて、最期まで長いしっぽでお返事していた彼らしい最期でした。

とてもきれいで大きな骨でした。鼻筋の通った骨盤の遺骨でした。
もっとしてあげられたことがあるんじゃないかと、いろいろ考えたりもしましたが、彼はおわかれの時間をくれました。みなさんには心配をかけましたが、多分彼は幸せに生き抜いたとおもいます。 ありがとう!

「オマエ、まだお風呂はいんないの?」

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「オイラ、トドじゃねえし」

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「ミョ~ン」

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「オコストカムゾ」

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みんなのことは心配しなくていいから、虹の橋でお友達とかけっこしてあそんでいてね。
そのうち会いに行きます。

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