東京の地下鉄には、2種類の事業体(会社)があって、それぞれ切符が違います。
東京メトロと東京都交通局(都営地下鉄)です。
改札を出ないと乗り換えができません。
乗りとおすと割引になる切符は存在しますが、料金体系はそれぞれ別です。
PASMOかSUICAを使うときは、両方の改札を30分以内に通ると自動的に割引になります。
別々に切符を買うと割引にはなりませんが、そもそも慣れていない人は乗換駅についてから、「違う会社かよ!」ということになってたりすることもあります。
東京周辺に住んでいる人にとっては、もうずっと「当然」のことだと思っているのだけど、大阪とかから来た人にとっては不思議なことだし、地方から来た人にとってはちーとも意味のわからないことだと思うのですが、これは歴史的経緯からこうなっちゃっているのです。
歴史的経緯とは、東京メトロは、数年前まで「帝都高速度交通営団」という特殊法人で、戦時下の首都の「高速度交通」を一元的に運営するために作られた組織がもともとあったところに、東京都が自分でも地下鉄掘りたいっていってつくったから、2つの事業体による運営になってしまったからなんですね。
まとめて民営化してくれればよかったのにねぇ。
(結構とばっちりをくらっているから、僕は)
そして、いまでも僕は「東京メトロ」の地下鉄のことを「営団」って言っちゃいます。「営団半蔵門線」とかね。
営団からメトロになったとき、SUBWAY(米語)がMETRO(仏語)になるのが、どーにもなっとくできなかったからかもしれません。
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